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胡蝶蘭の詳細

ラン目ラン科ファノレプシス属の非耐寒性多年草です。
熱帯地方の樹木にくっついて木から栄養分を吸い取って生活する着生植物です。
茎は短くて、葉は四枚くらい。

根は木にくっつくためにたくさん出ています。
太くて良く伸びるので、大きな木に絡み付く事ができます。
花は葉腋から出てきた花茎に咲きますが、弓のように長く伸びた先に咲くので「胡蝶蘭」の「胡」の字が当てられたのでしょう。

胡蝶蘭の原産地は東南アジア、インドネシア、マレーシア、台湾、フィリピン、インド南部、スリランカ、オーストラリア、中国南部など。
インドネシアはこのコチョウランを国花としています。
日本でも人気の花ですが、高温多湿の熱帯雨林地帯の植物なので、0度以下になる地域は苦手です。

ランは被子植物の中で最大の科で、約35,000種もあると言われています。
カトレアやシンビジュームのような複茎性のランは、根元から子株が出てくる事で増やせますが、コチョウランは単茎性のため増やす事が難しいタイプです。
ジャングルでコチョウランを見つけた人はそのあまりの美しさに感動したのでしょうね。

イギリスなどに持ち帰られ、園芸品種としても人気のコチョウランは今では最新のバイオテクノロジー技術を使ってメリクロンという方法で増やされています。
新芽の成長点を増殖させるというまさにクローン技術なので、同じ性質で同じ色の花をたくさん増やす事ができます。
近所の花屋で目にする胡蝶蘭はこのように作られています。

それでも、花が咲いて出荷できるようになるまでには8年ほどかかるそうです。
ちなみに、園芸農家さんの間では新しい花の色をつくるために、クローンではなく人工交配によって種を作って育てます。
こちらは花を咲かせるまでに約10年ほどかかります。

それでも満足のできるものが咲くことは滅多にないことで、気の遠くなる仕事です。
もし、珍しい花が咲いたら、英国立園芸協会(RHS)に申請認定してもらうことで新品種として認められます。
ランを愛する人が新品種を作り出しますが、英国立園芸協会がすべて管理しているので、まるでサラブレッドの様に親をたどることができる系図が分かる珍しい植物でもあります。


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